マイクロフィルム作成、スキャニングサービス
マイクロフィルムを通じ、既存データのファイリングから新規データの製作における作業、出張撮影や電子データ・マイクロフィルム(アーカイブ等)の相互変換を総合的に行います。
また、国土交通省や都庁など、各種官公庁提出用のマイクロ業務において実績に基づく信頼をご提供致します。
マイクロフィルムとは?
マイクロフィルムとは、書類や図面を縮小してフィルム上に微小写真記録したものをいい、「リーダー」という拡大装置を使い拡大された画像を見読するか、「リーダープリンタ」というプリント機能の付いた拡大装置で出力されたプリントを見読するものです。
歴史的な文献など重要な書籍・図面、あるいは新聞(縮刷版も含む)の原版を汚れ・破損などから予防する目的、また、図書館・資料館の限られたスペースで莫大な資料を効率的に保管する目的で用いられます。
図書館・資料館では閲覧コーナーに投影機が備えられていることが多いです。
マイクロフィルムの特徴
・高い記録密度
・高い画像品質
・高速入力
・複製、配布が容易
・半永久的な保存が可能
・情報形態の統一化
・可視情報の忠実記録
マイクロフィルムの利用方法&目的
マイクロフィルムは文章情報マネジメントに中で主に次のような目的のために利用されます。
・保管スペースに削減
高い記録密度で記録できる特徴から、マイクロフィルム化することにより従来の情報保管スペースを90~98%削減できる。
・情報の安全性
複製が容易にできる特徴を生かして、マイクロフィルム化して複製をとり別な場所に保管を行うことにより災害時の安全対策として利用できる。
・情報の長期保全性
マイクロフィルムの保存寿命はフィルムの処理条件、保管条件適切であれば500年は保存可能であることから、マイクロフィルム化することにより情報の長期保存が可能になる。
マイクロフィルムVS電子ファイル(CD&DVD)
現在、マイクロフィルムが電子ファイルよりメリットがある点は、保全性がもっとも大きいことです。
保存性に関して媒体自体の期待寿命はマイクロフィルムが500年、電子ファイルで代表的なメディアであるCDは100年とも言われていますが、電磁記録の場合、媒体・機器・ソフトの進歩が速く、10年程度で過去の機器・ソフトが購入できない状況が生じています。
記録したものを将来的に利用すると10年程度で常に新しい媒体にマイグレーション(移し変え)しなければならない現状です。
その点、マイクロフィルムは今後新しい形式のものが出現する可能性はほとんどなく、常に同じ形式の機器が購入できることから、媒体寿命がそのまま利用可能な寿命であると言えます。
このため、電子化したデータを保存目的のため自動的にマイクロフィルム化する装置「デジタルマイクロ・アーカイブ」も出現してきており、文書情報マネジメントの中で長期に文書を保存する目的には、今後もマイクロフィルムが使われていく可能性が高いと考えられます。
マイクロフィルム | 電子ファイル | |
大量情報の高速流力 | ◎ | ◎ |
複製・配布の容易さ | ◯ | ◎ |
規格の統一 | ◎ | △ |
法的証拠性 | ◯ | ◯ |
保存性 | ◎ | △ |
画像品質 | ◯ | ◯ |
記録密度 | ◯ | ◎ |
検索性 | ◯ | ◎ |
ネットワーク | △ | ◎ |
画像編集 | ✕ | ◎ |
即時処理 | △ | ◎ |
追加更新 | △ | ◎ |
マイクロフィルの形態の種類
マイクロフィルムは下図のようにロール状とシート状の2種類に大別され、各々の形態毎に各種特性を備えたいくつかのタイプがあります。
ロール状には、「リール式」と「カートリッジ式」があり、主に大量情報にマイクロ化、高速検索及び保存目的のための利用に適し迅速処理、経済性に有利です。
シート状では、ロールフィルムから加工されて単一化した「マイクロフィルムジャケット」、「アパーチュアカード」及びシートフィルムの「マイクロフィッシュ」があり、動的利用に適し、情報に配布や分散管理及び新しい情報の追加・訂正など、内容の変更が頻繁に生じる場合に利用効果が大きいです。
ファイリング検定セミナーお申込みはこちら
e-Learningなら場所を問わず、ご都合に合わせて、効率よく学習できます。
会場開催、WEB受講(Skype)も日本経営協会講師が担当致します!!